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つくば市の診療所・病院:消化器内科・循環器内科:宮本内科クリニック

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消化器・循環器内科 Q&A


Q:急に起こる胸痛は何が原因ですか?

A:胸痛がある場合、たいていの人は「心臓がわるいのでは?」と考えてしまいます。しかし、心臓以外にも肺、動脈、食道、胸壁に原因があれば、それが原因で胸が痛くなります。病気によっては、心筋梗塞・解離性動脈瘤など命にかかわるものもあり、これらは急いで治療する必要があります。胸の中央に急激な不快感・締め付けられるような感じがある場合、冷汗・めまい・不整脈・息切れ・左肩やあごのしびれを伴う場合、またその痛みが15分以上続く場合には心臓に関連した病気(急性心筋梗塞)が疑われます。切り裂くような激痛が胸または背中に突然起こる場合、解離性動脈瘤が疑われます。
また、若いやせ型の男性に起こりやすい自然気胸も、急に激しい限局性の胸の痛みがあります。この場合には咳や呼吸困難も伴います。
この他にも肺や心臓以外のさまざまな原因で胸痛は起こります。このような胸痛が出現した場合には、是非、受診してください。



Q:職場の検診で高血圧といわれました。今、特に気になる症状はありません。どうして高血圧の治療が必要なのですか?

A:血圧とは、血液が血管(動脈)内を流れる時に血管の壁にあたる圧力です。高血圧の基準値は、日本の「高血圧治療ガイドライン」に示されています。高齢の方でも収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg、拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上だと高血圧です。血圧が高いと、より大きな圧力が動脈の壁にかかり、動脈の壁が次第に厚く硬くなります(動脈硬化)。動脈硬化により、動脈が傷ついて破れたり詰まりしやすくなったりします。その結果、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病などのさまざまな病気を起こしてしまいます。また、心臓は無理な仕事をすることになるため、心臓の壁が厚くなり(心肥大)、心不全になることもあります。したがって、これらの合併症を予防するために高血圧の治療が必要になるのです。



高血圧と診断されて食生活を改善するように言われましたが、何を改善したらいいですか?

高血圧の治療として、通常はまず食事療法・運動療法・禁煙などの生活習慣の改善が必要となります。食事療法として、以下の注意点があげられます。家族で栄養指導をうけても良いでしょう。
○塩分は控えめに(1日7グラム以下):加工食品や外食には意外と多くのナトリウムが含まれています。
○カリウムを多く含む野菜や果物を適度にとりましょう:ナトリウムの排泄を促してくれます。
○肥満があれば、カロリーを制限しましょう。
○アルコールはほどほどに(1日1合程度まで):過度の飲酒は血圧を上昇させます。



Q動悸を時々感じます。大丈夫でしょうか?

A:動悸は決して珍しくない症状です。動悸には大きく3つあり、脈が速くなる動悸・脈が乱れる動悸・そのどちらでもない動悸、すなわち不安や緊張で鼓動の強くなる動悸があります。しかもそのほとんどは一時的で生命予後にも影響しません。しかし、頻度は少なくても、突然死の危険のある危険な不整脈によって生じることもあります。最も心配なのは不整脈によってめまい・失神を起こしている場合です。また、突然死の家族歴がある場合や心臓の病気を持っている場合などには、その動悸が危険な不整脈によって起こっている可能性があります。原因となる病気を専門医に診断してもらい、適切な治療を受けることが必要です。


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