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2008年07月15日(火)

内科からみた熱中症とその対策(1)

熱中症はどうしておこるの?
熱中症は体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節システムが破たんすることなどによっておこります。体温調節システムには、乾性熱放散と湿性熱放散があります。乾性熱放散は、皮膚血管を拡張させて皮膚表面に多くの血液を集めて皮膚温を上げ、外気との温度差で熱を逃がして体温を下げるシステムです。湿性熱放散は、汗腺から汗を分泌させ皮膚表面の汗が蒸発して熱が奪われ体温を下げるシステムです。気温が皮膚温より高くなると乾性熱放散では、皮膚から体内の熱を逃がせなくなり血液が皮膚表面に集中するため脳や心臓の血流低下をまねきます。また、大量に汗をかくと体内の電解質バランスが崩れ脱水症をおこします。さらに、体内の水分が一定量を下回ると汗がでなくなりどんどん体温が上昇してしまいます。

消化器内科・循環器内科の宮本内科クリニック

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